術後5日

ようやく落ち着いてきた。主に患者の回復の強さや速さによると思える。

リハビリも1週間も立たないので、基本的な可動域を広げる事と手術によるダメージ回復のため。

いずれにしろ術後しばらく(1〜2ヶ月)はチョロチョロと脱臼に注意しながら、転倒しないように筋力を回復するのが王道だ。

最初の痛さが癒えると、ツイ普段の生活の癖がでて、危険なポーズをしてしまう。

注意1秒怪我一生を心に刻もう。

術後4日

初めてのリハビリ。。時間は40分程度。

時間になると看護婦に付き添われて2階リハビリ室へ向かう。

メニュ概略は次の通り。

・お尻あげ 20回
・左足(手術対象股関節側)足上げ 20回
・両足開き 20回
・左右交互 太ももだけ上げ下ろし 40回

(歩き方)
かかとからつける。体重をかける

やっとリハビリがスタート。見ている方は安堵する。

本人の顔色は順調。

回復力があるうちの手術が大切だと、歳を取ると感じる。

若いうちは、いつでもOKであるが。。。

手術3日

月曜になリハビリスタートか!と思ったら、理学療法士が来て、まず歩き方のチェック?

そもそも初めての訪問で、歩けることが前提となっていた?

歩けるかの問はあったが、歩ける事に関する留意点の説明はなかったのも驚いた!

脱臼に関しても、立ち話的な言い方で、内側に膝?を入れたポーズでなければ大丈夫。心配はないですよ。という安心させる言動であった。

強くこれはだめ!というと恐怖心が先にたって、体の動きがにぶくなる事が多いので安心させる言動から入るとは分かるのだが、安心感だけを強調すると誤ったメッセージとなる。

正しく恐れる事がコロナでは言われているが、同じ事ではないか?

内側に膝を入れないという「内旋?」が脱臼の原因だと正しく説明し、どこまでが内旋として危ないのかを話すべきだ!と思う。

よく言われる体の中心線より内側にひねって入れないようにと基準も合わせて示すべきだ。それはリハビリできちんと教えるつもりなら、立ち話的に安易な発言は止める事だ!

で、歩きのチェックを(もちろん歩行器を使ってだが)、一緒に廊下を行って来て、では明日からリハビリを始めましょうと言って終わりました。時間は、日々状況次第なので、看護婦から時間を聞いて下さい。一緒に来て下さい。

一般的な手術になっているのか?

病院の当たり前(毎日数多くの手術がある)だが、本人には初めての一例目のものだ!

発言を受け取る側が注意しないと、結果を受け取るのは本人だけだ!

順調に回復していて、トイレにも(リハビリ前に)歩行器で行けるようになっている。

でも、お尻がチクチクして痛いと言っている。

前もってガイドされていれば安心感が一層高まるのだが…

ちょっと適当さを知った瞬間でした。本人は2日めから適当だと言っていたが、看護婦の事かと思ったら、理学療法士もそうであったと感じる。医師の状況は、そうでないことを願っている。

 

手術2日目

土日のためリハビリは開始されていない。

本人はだいぶ回復傾向であるようだ。。人間の回復力(精神力)はすごいものだ!

1日1日(2日目だからここまでだが)改善(精神が)している。当日は初めての事に体も心も驚き、「生きる」だけの状態であった。

翌日は前日の驚きから回復してきて、心が戻ってきた。本日は更に戻ってきて、傷(手術した場所)が痛いと対象が限定できるようになっている。

比較的若い(看護婦曰く「もっと歳をとってから手術する人が多い」)ので精神の回復も早いのだろう。もちろん、本人の強さが一番だが…

リハビリが始まり、今度は物理的な体力も回復して来る事を願う。また、後遺症の一番の脱臼が起きない事を願う。

新しい生活ではないが、新しい行動様式やポーズを身に着けて、安全に暮らせるように願う。

帰り際にトイレはどうしているか聞くと、車椅子に乗せてもらっていると言っていた。

先程Lineで、歩行器を使って行ったが、お尻がチクチクして痛いと連絡があった。

大丈夫なのかい?看護婦さん!

手術翌日

昨日はくたびれ果てた顔つきで、寝たきりであった。

が、本日は昨日とは変わって元の顔つきに戻っている。

さすがに手術当日は、麻酔をしたとしても、皮膚を切り、筋肉、靭帯を切開し、骨を切り、異物である人工股関節を入れた訳だから、そうとうのショックがあったと思う。

成功と言われても手術は手術です!

本日は様々な管が付いている。点滴用、痛み止め用、小水用、輸血用(安全のため?)。

本人も動けないのが辛いと言っている。全くなくても動けないのだが…

本日は気温が低く、そろそろ秋か?但し、雨模様で、時折、激しく降る。

リハビリのスタートは月曜からとの事。土日はだた寝て養生するだけ。でも、動けないなりに動くと危険なポーズをガイドして欲しいと思う。私なら無理して動こうとして、ドジル可能性がある。

金曜の手術は土日が休業なら別の曜日にして欲しいね。土日は看護婦の対応だけであり、看護婦の人数が、当然のように少ない。

本人と看護婦にだけ負担をかけるシステムは改善すべきだろう…と思った。

病室に帰還

12時15分にストレッチャー用エレベータで帰ってきた。まだ苦しそうだった。

一緒に病室に行こうとしたら「点滴の付け直しなど術後準備があるので、しばらく待機して下さい。こちらから呼びます。」

待つこと30分。12時45分頃にベットサイドへ行った。行くときは加圧ストッキングだったが、今はポンプで足に圧力をかける機械に変わっていた。30分間なにをしているのか不安(なんかパッチを当てている??)だったが、ポンプの設定もやっていたと知り、ホットした。

意識は戻っていたが、苦しそう。代われないし、最初の1日は皆苦しいとの話が多かったので、心の中で「がんばれ!」口に出して「がんばろう!」としか言えなかった。

しばらく側にいて、1回で五目うどんを食べて、再び側にいて、しばらくしてから一人で帰ってきました。

がんばって!明日は楽になり、明後日はもっと楽になるはずだから…

手術成功

待つこと2時間半。11時になっても帰ってこない。ストレッチャー専用エレベータ前でウロウロ…うろうろ…

11時30分になって、ナースステーションから呼び出しがあり、3階手術室まで来て下さい。行きは案内しますが、帰りは一人で談話コーナまで戻って下さい。

何かあったのか??????予定時間を超過しているし、付添者の呼び出しだ!

7階→3階まで下行きエレベータがなかなか来ない。皆上行きだったり、下行だったり。。。知恵のないプログラムのエレベータだな。。。イライラいら!

3階ついて手術準備室にはいると担当医師(整形外科部長)がモニターの前に座ってまっている。どうした?と駆け寄りたかったが「いかがでしたか?」と口を出た。

うまく行きましたよ。出血も50CCで少なかったです。

モニターを見せながら、しっかりハマっていますし、今回は受け側にビスが不要でした。

はめたらパッコンと嵌まり、取れなくなりました。今後は骨が成長し、しっかりと一体化するでしょう。体重をかけても大丈夫ですよ。骨頭は48ミリです。

本人は回復室で麻酔からの覚めるのを待っています。

 

ホッとして、質問しようとした色々な事はすっかり忘れて「ありがとうございました」で退出してしまっていた。

成功でよかった!バンザイ!!!

手術開始

朝早く8時15分開始と前日告げられ、久しぶりの6時起き!通勤時は7時25分の鈍行で通ったものだ。思い出はここまで。

朝早くては医者も寝ぼけていないのだろうか?

遅刻なんてあるのだろうか?

様々な思いは別にして、8時15分から遅れること5分程度で看護婦が迎えに来た。身支度は前日に言われていたので、手術着に着替え、足には加圧ストッキング…

3階の手術室まで歩いて行き、徒歩で入場。

付添者は7階の談話コーナで待機となった。入場前に手術時間は2時間半程度とのことであった。

術概要はTVに案内があったので事前に見ていたが、さて、本人は麻酔されて分からない?付添者は入室もできず談話コーナで待機…

時計とのにらめっこの時間が始まった。